渡邉みどり(わたなべ・みどり)
1934年、東京都出身。文化学園大学客員教授、ジャーナリスト。早稲田大学卒業後、日本テレビ放送網に入局。テレビ第1世代。1980年、「がんばれ太・平・洋・三つ子十五年の成長記録」を制作。日本民間放送連盟賞テレビ社会部門最優秀賞を受賞。1989年の昭和天皇崩御報道特番総責任者。1995年『愛新覚羅浩の生涯』(読売新聞社)日本文芸大賞特別賞受賞。
『怖くて読めない英国王室残酷物語』(講談社+α文庫)、『英国王室の女性学』(朝日新書)、『ウィリアム王子とケイト・ミドルトン』(新人物往来社文庫)、『皇后美智子さま―すべては微笑みとともに』(平凡社)など著書多数。
生涯現役!継続は力なり。この歳?で仕事をいただけることにに感謝、感謝
2020年10月21日
渡邊みどり86歳。第二腰椎圧迫骨折、脊柱管狭窄症、第五腰椎陥没を患っている。高齢の私は「要支援2」、週二回東京都新宿区のリハビリ施設リタポンテに通っている。東京逓信病院処方の鎮痛剤と、腰が痛い時はテニスボールを患部に押しつけ痛みと戦っている。順天堂病院の白梅会に検体をお願いしてある。私の身体が若い学生の勉強に役に立つことは喜ばしい限り。いつお迎えが来ても悔いはない。今年の寒さは厳しいと聞く。年賀状を頂いた方には「寒中見舞い」を差し上げている。「立春」まで体力は保ち、越冬できるかどうか頑張りたい。
これからのこと
両陛下のお墓は土葬から火葬へ。殯宮伺候(ヒンキュウシコウ)=もがりは中止になる。多摩の昭和天皇の御陵の前には、秋篠宮の字で「昭和天皇陵」という石碑が建っている。特別な意味は、高松宮家が後西天皇ご伝来の有栖川流書道の伝え手であり、生前高松宮妃に秋篠宮は伝え手としてお稽古に通っておられた。話は異なるが、土葬は香淳皇后の一個だけでも200億かかる。美智子さまのお考えでは、国民の税金で作るのだからなるべく安くしたいという。また、天皇家のお別れの言葉は「御誄」と呼ばれ、これまでは昔の言葉で書かれていたが、上皇陛下の御誄はわかりやすく、口語文で好評だった。それにはお父上の愛情がにじみ出ていた。
4月5日に『美智子さま いのちの旅―未来へ―』が発行されました。ぜひお手に取ってお読みください。